更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典【読書感想】
更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)
いとこのプレゼントゲットした!
おおむね前の記事のものが手に入ったのでよかった。
そんでそこで思い出した「更級日記」。
わかりやすくしてくださった本を見つけたので、さっそく読んだ。
平安時代を生きた菅原孝標女先生が、本大好き少女時代から、夫を失ってからのちょっと寂し気な生活までを日記の形でまとめた物語。
作者の菅原孝標女先生は元気なオタクだ…
高校生のとき教科書で読んだ時からすごい親近感感じていたけど、通して読んで更に「わかる…」の連続です。
夢とはいえしばしばお坊さんに勉強しろと叱られてても完全無視して「活動(源氏物語をはじめとする読書、今でいうオタ活って感じ)」に邁進する女、この時代にいたんだ…
とにかく本、本、本…
とにかくアマテラスに祈るのをダルがる。
初出勤でめっちゃ緊張して、早退してくる…
でも、まあまあ仕事も気に入りだしたところで、平安時代なので突如親の勧めでしぶしぶ結婚。
とはいえそこそこ幸せになるも夫に先立たれててさみしく暮らしたり(甥に当たったりしてる)。
挙句さみしい気持ちで尼の友達に手紙出したら、こっちのほうがしんどいんですけどと切れ気味の返事が。
しんどすぎる…
人生ってマジでこういうままならないことでいっぱいだよな…って苦笑いです。
けど、この後菅原孝標女先生は更級日記を執筆されてるわけで。
一念発起してなんか書こうって思われたんだから、パワーある方ですよね。
そんなわけ、菅原孝標女先生はすごいなあと思った次第です。