第2図書係補佐【本感想】
又吉先生のご本は「火花」「人間」「劇場」を拝読したことがあるのですが、それこそ太宰治先生が好きな方とかには刺さる感じの憂鬱さの凄みが半端ないんですよね。人の性みたいなもののじっとりと重い感じがずーっと続く。なんかパワーを感じます…
とか言っちゃって…
素人が生言ってお恥ずかしい…(汗)
今回はエッセイの方を読みました。
漫画派の友人の本棚でごく手前の方に又吉先生のご本があったのを見てさぞかしグッと来たんだろうなと長年思っていた。
満を持して読み始まったわけですが、やはり短い文章もすごい面白い。
そういえば「杳子・妻隠」のところ、たしか劇場にもあった気がする(間違ってたらすいません…)。てことはご自分のエピソードなのかな。
私も小説の真似事などしたことがあったのですが、印象的な思い出ほど文章に出来ないと言うか。人に知られるには勇気がいるって思ったりしたことがあったりなかったりしてですね…
つまり、またやっぱすごいなぁと思った次第です。
紹介されていた本は全部面白そうだけど特に「パンク侍、切られて候」とか「何もかも憂鬱な夜に」「ジョンレノン対火星人」とか気になりました。色んな本を読んでいらしてそれもすごい。
又吉先生の本なら次は「東京百景」とかがいいかな?
近いうちに読みたいです。楽しみ~