ぼっけえ、きょうてえ 【本感想】
表題作のタイトル「ぼっけぇ、きょうてぇ」とは、岡山弁で「とても、怖い」という意味らしい。
岩井 志麻子先生が日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した作品とのことですが…
今まで読んだホラー小説の中で一番怖いかも。
古い村々にかつてからある差別や暴力や感情の重なり合った、生きてる人間の恐ろしさ系ホラーです。
方言で語り口調の文章なのに、ぬくもりとかじゃなくて苦しみとかそういうものを当たり前に受け止めている生々しさがとにかく強調されている感じ。
読み終わったあと、ちょっと調子悪いくらい。迫力がすごい…
岩井先生はすごいんだ…
不勉強からTVのワイルドなお姿が印象的だったのですが、こんなに人のえぐみというか悪い感情をねっとりと書かれる方だったとは驚きです…
・・・
全然関係ないんですけど、ブログの記事って書き溜めようと思うけど実際アップしようと思ったらためてたはずの記事もグズグズいじっちゃいますね…
ブログあるあるかな?
そんなつぶやきでした…