竜とそばかすの姫見た!【映画感想】
見た!
昨日は仕事帰りにレイトショーに寄れて、無事ミッションコンプリート出来ました。
何気に公開初日に行ってしまった。
てへへ…いいことですネ。
パンフも買った。
で、感想はと申しますと、すごくよかったです!
歌いたくなったので、今日はヒトカラに行ってしまった。
影響受けやすっ…!
【以下、感想。気を付けましたが、ネタバレになっているかも。ご注意ください…】
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自然豊かな高知の田舎に住むJKすずちゃんは、小さなころにお母様を川の事故で無くして以来お父様と二人で暮らしています。
お母さまと歌うことが大好きだったすずちゃんはトラウマで歌えなくなってしまうのでした。
曲を作ることで心を癒していた彼女は親友のヒロちゃんに誘われ、世界中の人が利用している仮想世界「U[(ユー)」を使ってみることに。
「U」では、「As(アズ)」と呼ばれるアバター的なもので、現実世界とは全く別の自分としてふるまえます。
そして歌えなくなっていたすずちゃんも、自身のAs「ベル」として再び歌うことが出来たのです。
ベルの歌はすぐに世界中から注目の的となりコンサートを開くことになるのですが、そこに突然暴力的な「竜」というAsが現れ台無しになりました。
当然、世界は「竜」を激しく非難するのですがベルであるすずちゃんはその心を理解したいと思うようになり…みたいな話。
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ディズニー「美女と野獣」のエッセンスがふんだんに感じられるロマンチックな構成でうっとりしてしまった。
私けっこうディズニープリンセスのお話が好きなのです…(〃▽〃)💦
あとキャラクターデザインが全部いい。
ベルちゃんはなんとアナ雪などのデザインも手掛けたジンキムさんとのこと。
そのほかのAsも個性的でかわいらしい。
敵のジャスティス(反対で変だな)たちもかっこいい~
細田監督の作品好きでほかにも拝見しているのですが、このインターネットの無限大の広さとどうしようもない嫌さがまるっと共存してる感じすごいですよね。
ネットに対して自分が持ってる希望や気持ち悪さが具体的に表現されている…
そりゃ、自分を振る舞い直せる世界が本当にあったらエゴがむき出しになるよな~…
もちろんデフォルメされているとはいえ正義に溺れている自警団ジャスティスも竜も、ネットには実際あると思います。
ストーリーのラストは結構怒涛の展開だったのですが、なんとなくわかる気がします。
うまく説明できないのですが生きてるとそれがいくら理屈がなくても、誰かが傷ついても、理解してもらえなくても、どうしようもねえからやるしかねえという瞬間があるという気がしていて、創作物にそういう瞬間があると人生を感じるというか感動します。
つまり…
すずちゃんが電車に飛び乗ったことにも、すずちゃんのお母様が川に飛び込んだことにもシンパシーがあるということなんです…
この世は不条理だから「トンチンカン」にリアルを感じるというか…
で一方では、これは作品だから選択肢を間違うことはないんだからこれでいい、と言いますか…
意味が分からない文章だな…
誤解を招かないといいのですが…
とにかく、私は好きってことです!
すごくおもしろかったと申し上げたい。
もう一回くらい見に行けないかな~
ベルちゃんの歌をスクリーンでまた見て、聞きたい…
ちょっとだけすずちゃんに学生の頃の自分の影を見たような気がしたけど、私はもう結構な大人なので多分これからさきどんどんこういったハイティーンの青春に共感できなくなっていくんだろうなと思いました。
どっちかというと、昔を懐かしむみたいな気持ちかもしれない。
中身は幼稚なままなのに、子供じゃなくなってから時間が経ってしまったからいろんなこと忘れてきてるんでしょうね。
大人になるってこういうことなんだろな…いやだ…
あと、Asは登録者の生体情報をスキャンして自動生成されるんですが、やっぱり自分がUの世界に行ったらどんな姿になるのかが気になりますよね~
私的にはこの映画で一番びっくりしたの、クリオネのAsかもしれないです。
Uは「生体情報」の何を見てAsを授けてくれるんでしょうか?
何もかも並べてAsを作ったら私は本物に近い感じの動物のなにかとかかなと思います…
そしたら私はUの世界にはいけないかもしれないな…(笑)