今日も元気なヴーワンワン

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「白墨人形」読んだ!

白墨人形 (文春文庫)

主人公エディは子供の頃友人たちと共に、バラバラ殺人、それも大人になった今も頭部は未発見という事件の被害者の第一発見者となります。

その事件も紆余曲折の果てに一応犯人の自死という形で幕を閉じました。

しかし30年後再会した友人の一人が「自分は事件の犯人を知っている」とエディに告げ…?みたいな話。

 

小さな町で小さく鬱屈とした人生を送る主人公のエディさんの呼吸の音の小さそうな感じ、他人事じゃなさすぎて汗かいてしまった。

自分も周りの人もまあまあ近場で暮らしているのもなんか「ああ~…」って感じです。

 

主人公のエディさんの少年時代と現代が行き来するように話が進んでいくのですが、現代のパートでは幼馴染だった友人たちと今も友人だったり、全く会ってなかったり、めっちゃ嫌いだったりする。

そういうこともありますよね…(笑)

 

その中でエディさんとホッポさんは一番仲いいって感じでもなかったし、実際距離もあったけど結局最後の最後は糸が絡んでいたのはこの二人という嫌さが印象深い。

なんかちょっとイメージも似てる気もするし。

 

エディさん、ずっとなんかおかしいなあって思ってたけどやっぱそうなんだなっていうことしていた。

おかしいって「変なことしてそう」というんじゃなくて、もはや「やってないとおかしい」って感じだったから逆にすっきりでした。

話のトリックとかそんなのは全く分からないでドキドキしながら読んでたんですけど、それだけは最初からそうだろうなと思っていた。

多分読んだ人全員絶対そう思うと思います(笑)

 

それにしてもびっちりと物事が対応しあっている几帳面な話だった。

読み終わってみるとすごくきっちりしてた気がします。

 

いやあ、エディさんの新生活うまく行くといいなあ。

郵便穴て、全然地獄から抜け出させる気がなくて笑ってしまった(笑)

 

・・・

 

先日久々に遠出したんですが、その移動中に一気読みしてしまった。

本を読み切るのも久しぶりで達成感が凄い。

これを機に他の積読にも手が付けられるといいなあ。