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シェイプ・オブ・ウォーター【本と映画感想】

シェイプ・オブ・ウォーター (吹替版)

2018年に本出たらしいですけど、たぶん出てすぐ買って今の今まで積んでいた。

読んだからせっかくだし映画も見た!偉い~!

 

あらすじ↓

主人公は航空宇宙研究センターという施設で夜勤の清掃員として働いているイライザさんです。彼女はのどの傷のせいで話すことができず、孤独に暮らしています。そんなイライザさんは仕事中、“貴重品”と呼ばれるジャングルでとらえられた生き物と出会う…

逢引きを重ねるたびに種族を越えてひかれあうイライザさんと貴重品さん。そんなときイライザさんは施設が貴重品さんに虐待や過酷な実験を課していることを知ります。イライザさんは貴重品さんを助けようと行動を起こし…、みたいな話。

 

【本】

本先に読んだ!

悪役のストリックランドさんの内面的なグロがこれでもかと書いてある。ずっと家に帰りたかったのに帰った家になじめない。ギル神に落とされた後、治らず腐っていく指。焦燥感とか、落ちたときの変にアガってる気持ちとかが生々しくて読んでいて怖かったです。正直半魚人さんとイライザさんのロマンスよりも迫ってくる。半端なく追い込まれている人ばっかり出てくるし、痛い描写も多い。ロマンスと聞いていたけどすごい苦難を越える感じなのでハラハラしました。長いし体力いるけど読んだら久々に読書したぜ~って思いました。約600ページある。鈍器だ。

 

【映画】

水に沈んだイライザさんの部屋で家具がふらふらと泳ぎ回っているオープニング本当に幻想的だった。予告で少し見られるので見たほうがいい!

映画は小説と比べてもっとロマンス的。すごくあっさりとイライザさんが自分を慰めるシーンがあるから驚いた。ほかにもセクシーなシーンがちらほら。しかしエロいというよりは生生しい感じなのでいちいちぎょっとしていた。こういう描写があるから半魚人さんとイライザさんの恋愛がまた生生しいんですね。大人の童話って感じです。

 

いやあ、本当小物の雰囲気がいい!まずいというキーライムパイですがまるで水の底のように透き通っててキレイです。小説の量からして映画は若干駆け足なのは否めないですが世界観や色味だけでもうっとりです。お風呂場に水を満たすシーン(マジで水槽みたいにする)はそこも、ドアが開いてじゃぼーっと水が噴き出るところもならではな感じで好きです。

 

第90回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞し、第75回ゴールデングローブ賞でも2部門を受賞したとのこと。

すご。

クリーチャーとかが好きなので、そういう部分(生態とか)もめちゃくちゃ期待してましたがどっちかというとちゃんとロマンスです。なので、ロマンチックしたいときにぜひ。

ボリュームたっぷりですけど、頑張って読んで、観る価値ありでした。